4Kモニタを持ってない人が4Kでスクショや動画を撮る方法

意外と知られてない機能みたいなので、まとめておきますね。

20170918125236
PCは基本的に、接続しているモニタが対応している解像度までしか選べません。

2017091812534320170918125551
そしてゲーム側も、接続しているモニタの解像度に収まる範囲までしか選べないようになっているのが普通です。
つまり4K解像度に設定するには4Kモニタに接続する必要がある、というのが通常の動きなのですが、一応それ以上の解像度にする方法があります。というわけでそれを紹介してみましょう。

DSRという機能を使う

だいたいのゲーミングPCのグラボはGeForceだと思いますが、それにある機能として「DSR」というものがあります。GTX500シリーズ以降で利用できますので、よほど古いグラボでなければ利用できます。

DSRが何かと簡単に説明すると、モニタの解像度以上でレンダリングし、モニタの解像度へ縮小すると思えばOKです。この機能の本来の用途は、モニタの解像度分の出力だとグラボのパワーが余るなって時に、より上の解像度で処理してから縮小することでグラフィックの見た目を良くするというものですが、まぁ解像度が上がるのですからスクショや動画も高解像度で撮れるようになるのですね。

というわけで設定してみる

20170918130108
設定はNVIDIA コントロールパネルからできます。デスクトップ右クリックメニューにだいたいあるでしょう。
GeForceExperienceから設定できるゲームもあるのですが、NVIDIA コントロールパネルから設定すればGeForceExperienceが対応していないゲームでも使えます。

20170918130411
左のメニューから「3D設定の管理」を選択。

20170918130432
「DSR – 係数」というものがあるので、ここの設定は1.20x~4.00xまで全てにチェックを入れちゃいましょう。ネイティブ解像度の何倍でレンダリングするかという設定なので、本来なら必要なものだけ選べばいいのですが、とりあえず全部入れてしまえばOKです。
また「DSR – 滑らかさ」がデフォルトでは33%になってますが、ここはお好きなように。高いほど良いと思っときゃOK。100%も33%も大差ないけど、0%は汚いらしい。

設定が終わったら適応ボタンを押しましょう。一回画面が真っ暗になってすぐ戻ると思います。この時点では見た目には何の差も出ていないはずです。

20170918130756
Windowsのモニタ解像度設定を見に行くと、今まで存在しなかった高い解像度が出現しているはずです。
私の画像だと最大で6880*2880ですね。これは私が使っているモニタの解像度が3440*1440だからです。縦横2倍、つまり面積で4倍というわけです。もし「DSR – 係数」の設定で4.00xのチェックを外していたら、この数値は選べなくなります。

フルHDモニタを使っている場合には3840×2160、いわゆる4Kが、選択できる最大の数値になっているでしょう。WQHDモニタなら5Kです。

高解像度を選んでみよう

なんか画面が小さく、そしてボケボケに表示されるようになったと思います。
これは高い解像度でレンダリングして、モニタに収まるように縮小しているから小さくてボケボケなのです。

20170918131833
とりあえず小さすぎて操作しづらいと思うので、解像度設定のすぐ上にあるスケーリング設定を200%にしておきましょう。こうするとウインドウとかは元のサイズになります。文字がボケて見えるのは相変わらずだと思いますが、スクリーンショットを撮影したらボケてないことはわかるでしょう。

2017091813221120170918132501
この状態でゲームを起動して解像度設定を見に行ってみましょう。今までなかった高解像度が出ているはずです。
これを選んでゲームをプレイすると、その解像度でレンダリングしてからモニタサイズに縮小表示するため、目に見えるグラフィックの質の向上が見込めるというカラクリ。スクショや動画は縮小サイズではなくレンダリングサイズで撮れますので、フルHDモニタでも4K解像度のスクリーンショットや動画が撮影できるわけです。

20170918140041
ちなみに私の環境(i7 4790K,GTX1080Ti)で、比較的負荷の軽いゲームを高解像度レンダリングして無損失録画を試した場合(OBSの録画機能)どうなるかというと。

  • 3840×2160(4K WQHDの面積2.25倍)
    ゲームプレイはもちろん、動画撮影も問題なし。ただし5秒で1GB以上の容量なのでSSDだと容量が怖い。HDDでもRAID0なら問題なし。
  • 4434*2494(WQHDの面積3倍)
    ゲームプレイは問題なし。動画撮影は1秒でクラッシュし、無損失でなければ可能。ただし面積3倍は縦横の拡大比が中途半端なせいか4Kの方が綺麗に見えるので、無駄に処理負荷が高くなるだけのイメージ。
  • 5120×2880(5K WQHDの面積4倍)
    ゲームプレイは問題なし。動画撮影はクラッシュしないもののCPUパワーが足りずに処理落ち発生。無損失以外でも処理落ち。動作自体は安定しているためCPU性能さえ足りれば問題なく動きそう。
  • 6880*2880(5Kを超ワイド)
    ゲームプレイは問題なし。動画撮影は撮影開始ボタン押したと同時にOBSがクラッシュどころか即死。ここまで来るとソフト側が考慮してない解像度になってきて、性能だけではない問題が出てくるイメージ。

感覚的には、グラボ性能が許せばレンダリングはいくらでもOKで、動画撮影は一般的な16:9のアス比かつ4Kや5K以外の中途半端解像度はエラーになりやすい、という印象ですね。

DSRでは目に見えるモニタ上の表示に縮小が入っている以上、UIバランスや文字の可読性に問題が発生しやすく、絶対に見た目が良くなるとは言い難い部分もあるのですが、UIや文字が関係ないスクショや動画を高画質に撮りたいという用途であれば大いに役に立つ機能でしょう。私が某ゲームで撮り溜めている見抜き用スクショなどは、これで記録しています。

コメントを残す